勝手な解釈で。
シリーズにしようと思っていまして、第一回は「深海」というアルバムの中から2曲ピックアップしたいと思います。
今後も基本的にシングル曲以外の名作を紹介しようと思っていますので、よろしくお願いします!
以前紹介した通り「深海」というアルバムは、「innocent world」などが入ったアルバム「Atomic Heart」の次に出たアルバムで、前回のアルバムとは打って変わりとても暗い内容となっています。
確かにこれまでのMr.Childrenを聞いている人からすると暗い曲は多いですが、1つ1つを取り出してみればそうでない曲も入っています。
しかし今回紹介するこの「シーラカンス」と「深海」という曲は、この頃のミスチルの本音がズバリそのまま綴られた内容となっていると思います。
なぜ2曲紹介かというと、この2曲が「深海」というアルバムの最初と最後に入っており、テーマとなる曲となっているのです。
まずは「シーラカンス」の歌詞をどうぞ。
うたまっぷ: 「シーラカンス」歌詞
この曲はアルバムの1曲目のイントロの海の音からそのまま入ります。
一説にはこのシーラカンスという言葉は、人が忘れゆくもの「夢や希望など」を比喩していると言われていますが、確かにその言葉を当てはめるとしっくり来る気もします。
「君はまだ深い海の底で静かに生きてるの?」
「メガやビットの海を泳いでたとしてもだ」
ミスチルが自分自身に問いかけるような内容になっていると思います。
これからどうして行くべきが、選択肢はいくつでもあって自由なんだと言い聞かせているようです。
そしてこの「シーラカンス」から始まったアルバムは最後に「深海」という曲で幕を閉じます。
うたまっぷ: 「深海」歌詞
「深海」はシーラカンスに連れてってくれないかとひたすら語りかけている歌詞となっています。
夢や希望に満ち溢れていた時に連れ戻してくれないかと言っているように聞こえます。
ただこの曲は連れてってと歌っていますが、私には今という時間を大切にしていこうと決意しているようにも思えます。
Mr.Childrenはこのアルバムからが本当のMr.Childrenなんだと私は思います。
「Atomic Heart」まではオリコンチャートのトップを目指していた彼らですが、いざそこに到達してみても何も無く自分達の目指すべき方向を見失っている状態が感じられます。
社会風刺的な曲もこのアルバムから増えていき、恋愛ソングもこれまでとは違った側面で描かれていくようになります。
「深海」
- Dive
- シーラカンス
- 手紙
- ありふれた Love Story ~男女問題はいつも面倒だ~
- Mirror
- Making Songs
- 名もなき詩
- So Let's Get Truth
- 臨時ニュース
- マシンガンをぶっ放せ
- ゆりかごのある丘から
- 虜
- 花 -Memento-Mori-
- 深海
「innocent world」は聞いたことあるけどMr.Childrenにあまり知らないという方がいましたら、このアルバムからが本当のミスチルですので是非ここから始めてみてください。
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