前回は「深海」というアルバムの中から2曲紹介しましたが、今回は「深海」の次のアルバムである「BOLERO」から1曲紹介したいと思います。
前回書いた通り「深海」というアルバムは、ミスチルが全盛期と言われた時期のシングル曲である「CROSS ROAD」や「innocent world」は入ったアルバム「Atomic Heart」の次のアルバムでして、今回紹介する曲はその「深海」のさらに次のアルバム「BOLERO」の中の1曲となります。
「深海」から暗い曲が多くなったと言いましたが「BOLERO」も同様で「深海」よりもロックテイストな曲が多いと私は思います。
「BOLERO」には「Tomorrow never knows」、「everybody goes
-秩序のない現代にドロップキック-」、「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」、「【es】 〜Theme of es〜」、「Everything (It's you)」など5曲のシングル曲が入っていますが、1つ1つ見ていけばやはりそれほど暗い曲ばかりではありません。
今回はそんなシングル曲満載のアルバムから「傘の下の君に告ぐ」という曲を紹介します。
このアルバムは私が高校生の頃に発売されたのですが、当時はこの曲の意味を深く考えませんでした。
大人になってから気付いたのですが、この曲はアメリカと日本の事を歌っている歌詞なのです。
「傘」というのは当然アメリカですね。
そして「君」というのは日本のことを言っています。
この曲はアメリカという傘の下で守られて成長してきた日本のことを皮肉った歌になっているのです。
細かく言えば在日米軍のことを言っているようです。
それでは歌詞をどうぞ。
うたまっぷ: 「傘の下の君に告ぐ」歌詞
「限りなく理想に近いように見える」
「資本主義にのっとり心をほっぽり」
私自身経済に詳しいわけではないので、細かいことはよく分からないのですがこの歌詞の言いたいことは分かります。(笑)
高度成長期時代から企業は利益だけを求め、理想的な豊かな社会になったように見えますが、それは古き良き時代を捨ててきた結果であり、本当に大事なのは人の心ではないかと歌っているように私は解釈しました。
「絶え間なく啀み合ってみても僕らは五十歩百歩」
この最後の歌詞が全てを悟っているような感じです。
大切なものを捨てていくら競争しても本当の意味で豊かにはならない。
そう聞こえます。
「BOLERO」
- prologue
- Everything(It's you)
- タイムマシーンに乗って
- Brandnew my lover
- 【es】~Theme of es~
- シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
- 傘の下の君に告ぐ
- ALIVE
- 幸せのカテゴリー
- everybody goes-秩序のない現代にドロップキック-
- ボレロ
- Tomorrow never knows(remix)
特に辛口な曲は後発のアルバムになるほど少なくなっていきますので、この時代のアルバムは私にとっては結構貴重です。
是非聞いてみて下さい。
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