2013年10月7日月曜日

PS3 ダウンロードゲーム 「rain」 レビュー

みなさんPlayStation3のダウンロード専用ゲーム「rain」をご存知でしょうか?
「rain」は2013年10月3日に発売されたタイトルで安価な良質ゲームとしてネットで話題になっているゲームです。
すでに海外レビューも出ており評価は・・・まぁ賛否両論です。

4Gamer.net
はちま起稿

評価がプラスな面は独特な世界観・美しいサウンド・新しいゲームシステム、そして価格などです。
マイナス面としては舞台のクオリティに対してゲームシステムが追いついていない、ストーリーが分かりづらいなどがあります。
賛否両論なレビューで迷いましたが、私としてはこの雰囲気がとても気に入りましたので1,500円という価格設定もあって購入に至りました。


この手のダウンロード専用ゲームは最近結構優良のものが多く、他にも「風ノ旅ビト」や「Flowery(フラアリー)」、「LIMBO」など安価でありながら斬新なゲームシステムや雰囲気で多くの人気を獲得しているゲームが多数発売されており、気軽に楽しむことができます。


では今回購入した「rain」のレビューをしていきたいと思います。
このゲームは半透明な少年と少女が雨が降りしきる夜の街を美しいサウンドをバックにさまようというゲームで、何故半透明かという謎はオープニングを見ただけでは分かりません。

ゲームは、同じく半透明な怪物から逃げ惑う少女を少年が追いかけていくという流れで、プレイヤーは少年を操作していきます。
ゲームが始まるといきなり町中で少年を操作できるところから始まりますが、舞台となる街は常に夜で雨が降りしきっています。
そしてここからがゲームのポイントとなるところで、街では雨が降ってる箇所と屋根や建物など雨が遮られている場所が巧妙に配置されおり、少年少女は雨が降らない場所に移動すると姿が見えなくなります。
プレイヤーにも見えませんが姿を隠している間は怪物も少年を発見することができず、これが怪物を回避する唯一の方法となります。
逆に少年少女は怪物には無力で、発見され接触すると一発でゲームオーバーとなってしまいます。
ただチェックポイントがそこら中に用意されていますので、ゲームオーバーのすぐ直前からリスタートすることができます。
このゲームは雨が降っている場所と遮られている場所を上手に移動しながら怪物を避け、少女を追いかけていくパズル要素を含んだゲームとなっているのです。


操作はアナログスティックプラス ○=決定、☓=ジャンプ/キャンセル、□=走る、しかなく怪物に出会うと一瞬でゲームオーバーとなってしまうため、雨が降っていない姿を隠せる場所を移動しながら少女を追いかけていきます。
ゲーム内ではアクションができる場所があり、そういう箇所は光っているので○ボタンを押せばドアを開けたり物を動かしたりのアクションをすることができます。
進行は一方通行でアイテム等もないので、無駄に徘徊をしなくても行き先さえ分かってしまえばどんどん進むことができます。
この辺りも人によってはマイナス評価になるのかもしれませんが、私としてはこういったシンプルなゲームに複雑なシステムは求めていませんので、むしろテンポよく進むほうが気軽にプレイすることができて好感が持てます。


ただアクションパズルゲーム?ですのでどうしても今何をしていいか分からなくなってしまう場面に出くわします。
そんな場所ではヒントが出てくるようになっており、SELECTボタンを押すことによって明確なヒントを見ることができますので、先に進めないということはまずないと思います。
操作やアクションもやれることが限られており選択肢も少ないので、色々試していると道が開けることも多々あります。


ゲーム画面ですがメーター表示等は一切なく、プレイヤーの進行に合わせて画面にストーリーの補足や解説等が雰囲気の邪魔にならない感じで出てきますので、小説を読んでいるかのような1ページで1ページ物語をめくっているような感覚を感じることができます。
ベビーユーザーには物足りないのかもしれませんが、ライトユーザーは雰囲気を楽しみながらプレイできると思います。

私自身まだエンディングを迎えていませんので細かなストーリーは書くことができませんが、この雰囲気が好きだという方は是非プレイしてみてください。
※このゲームはPlayStation VitaからPlayStation3をリモートで起動して遊ぶリモートプレイはできません。




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