2014年4月30日水曜日

Plantronics M90とiPhoneをペアリング

PlayStation®Vitaでボイスチャットをやりたくて、Bluetoothヘッドセットセットを探しました。
Vita本体にもマイクは付いていますので、別にヘッドセットがなくてもボイチャはできるのですが、ヘッドセットがあればイヤホンの代わりにもなるし、あると何かと便利そうではないですか。

片耳タイプのがコンパクトでいいなと思っていましたので、片耳タイプのを探していたのですが、色々あって迷いますね。
VitaですのでPlayStation用の純正品もカッコよかったので迷いましたね。
ですが、色々とレビューを見ていくと「Plantronics(プラントロニクス)」というメーカーのヘッドセットがなかなか良さそうだったので、そのメーカーのヘッドセットから選ぶことにしました。

ヘッドセット等に興味がないとほぼ聞くことがないこのメーカーですが、調べてみるとこの業界ではかなり定番の音響機器メーカーなようです。
Wikipediaにも「Plantronics(プラントロニクス)アメリカ合衆国音響機器メーカー。ヘッドセットの世界的なトップメーカーである。」と書いてあるほどです。
あのアポロ11号が月面着陸した時にも通信機器としてPlantronics製のヘッドセットが月から地球へと音声を伝えたそうです。
すごいですね。
これはPlantronics製を買うしかない!
Plantronics M90 (2014年3月14日発売)


ということでPlantronics製のヘッドセットを漁ってみることに。
ヘッドセットは大きく分けると、有線のものと無線のものがあり、さらにその中にヘッドホンのように両耳で聞くタイプと片耳だけのタイプと2種類あります。
当然片耳のタイプの方がコンパクトです。
よくビジネスマンの方が付けているのを目にしますね。
その片耳タイプの中でも耳に引っ掛けるだけのタイプとインナーイヤー式といってイヤホン部分をちょっと耳の中に入れるタイプと2種類あります。
引っ掛けるだけのタイプよりインナーイヤー式の方が固定されているので、多少動いても外れることはありませんが、耳に入れる部分のサイズの問題や長時間装着していると耳が痛くなったりするものもあります。

それでも私はフィット感が欲しかったので無線(Bluetooth)でインナーイヤータイプのものを探しました。
最初に迷ったのが「Marque 2 M165」という商品で、Amazonでのレビューもよく一瞬買おうか迷いましたが、”アナウンスが英語のみ”や”声で応答できるが英語でないとダメ”、さらには”その英語をあまりうまく認識してくれない”などのレビューが気になりました。
ちょっと他にも探してみようと見つけたのが「M70」という商品です。
先程の「Marque 2 M165」よりも若干小型で軽く、アナウンスも日本語対応していたのでこれは買いだと思ったのですが、よくよく調べてみるとこのさらに新型の上位機種が出ていました。
それが今回購入した「M90」というヘッドセットです。
Plantronics M70

M70」と「M90」と何がそんなに違うのかと言われてもそんなたいした違いはありません。
M90」はHDオーディオ対応と謳っていますが、そんなサービスは使っていませんし強いて言えば、充電用USB Miniーブルに通常のUSB端子も付いていますので、同時に携帯電話等の充電もできるということくらいでしょうか。
価格差もそんなにありませんので、あえて古いタイプを買うこともないかと思い迷わず新しいM90」をポチりました。

そんなわけで前置きが長くなりましたがレビューをしていきたいと思います。
今回メール便対応のお店で箱から出した状態で購入したので、箱はありません。
その分多少安く購入できました。

内容物は以下の通りです。
  • Bluetoothヘッドセット本体(イヤーチップは納入時に本体に装着されています)
  • イヤーループ(耳に引っ掛けるパーツ)※写真ではすでに本体に装着しています
  • USBケーブル(充電用)※ACアダプターは別売り
  • 説明書(英語/日本語/韓国語)
  • 保証書
まず開けて驚いたのはとても小さいことです。
さらに軽い。重さをほとんど感じません。
最近のはこんなにコンパクトなんですね。
手に置いてみてもほとんど重さを感じません。


本体にはこっそりとMini USBの穴が付いていますので、ここに付属のUSBケーブルを装着して充電できます。
ACアダプターは別売りとなっていますが、USB接続で2時間あればフル充電できてしまいますので、余程のことがない限りACアダプターを購入する必要はなさそうです。
USBケーブルもMini USBに加え通常のUSB接続口も付いていますので、同時に携帯電話の充電もできるようになっています。
嬉しい工夫ですね。
さりげなくMini USBの穴

通常のUSBが接続できりるようになっています

では早速装着してみます。
このインナーイヤータイプはイヤーループがなくても装着できます。
元々付いているイヤーチップがうまいこと耳の突起に引っ掛かり落ちることはありません。
ですが、イヤーループを付けたほうがフィット感が増しますので、イヤーループを付けて装着したほうが不意に耳から外れてしまうということはなさそうです。
製品に付属しているイヤーチップはMサイズしかなく、他にもSサイズやLサイズがあるようですが、なにぶんこういった機器を装着するのは初めてでこれがジャストサイズなのかいまいちよく分かりません。
ただ特別不快感や外れてしまうような感じはしませんので、とりあえずはこのまま使ってみたいと覆います。
ただイヤーチップの角度によっては、長時間つけていると耳が痛いなと感じることがありますので、もしイヤーチップに違和感を感じる方がいましたら角度を調整してみて下さい。
イヤーチップの替えはAmazonで600円程で売っています。
シルバーの反射具合もいい感じ!

次にペアリングです。
まずはiPhoneとペアリングしてみます。
ヘッドセットの電源を入れると、日本語で「電源オン、連続通話時間◯◯時間(通話できる残り時間)、携帯電話が接続されていません」どの機器にも接続していませんとアナウンスが流れます。
次にiPhoneの設定→Bluetooth→オンをすると、自動的に周辺のBluetooth電波を検索し、ヘッドセットを検索表示してくれます。
もし表示されない場合は、ヘッドセットのコールボタンを3秒押してみて下さい。
ここで「M90」を選択すると簡単にペアリングすることができました。
音楽を流してみてもとてもクリアに聞こえます。
音漏れもほぼありませんので、多少音量を大きくしても周囲に音が漏れていることはほぼないでしょう。
通信距離ですが試しにiPhoneから10m近く離れてみると、さすがに10mに近くなったあたりからノイズが入るようになりプツっと通信が途絶えてしまいます。
ただまた10m圏内に入りますと自動的に通信が再開されます。

次に肝心の電話をしてみます。
相手の声はクリアに聞こえます。
マイクの感度ですが、相手からは周囲の音も結構拾っているとのことでした。
当人の声はもちろんクリアに聞こえるそうですが、周囲の音もそれなりに入ってきてしまうようでした。
マイクの感度も特に変更はできないようですが、問題なく通話はできそうです。
この商品ですが公式にiPhoneに対応しているようで、iPhoneと接続している間はiPhoneの画面上にヘッドセットのバッテリーの残量が表示されます。
これは便利な機能です。
ヘッドセットのコールボタンを2秒押すとSiriが起動しますので、音声での発信やスケジュール確認などひと通りの操作をすることができ、なかなか便利です。
iPhoneの画面上に電池残量が表示されます

Android携帯にはこういった機能はありませんが、Androidには「Find MyHeadset」という無料アプリがPlantronicsよりリリースされており、このアプリのバッテリーウィジェットにPlantronics製品のバッテリー残量を表示させることができるようです。
このアプリでは他にヘッドセットを紛失しても位置情報を特定する機能が付いているようで、Androidでもアプリを使えば便利に使うことができそうです。

今度はPlayStation®Vitaと繋いでみようと思います。
こちらもVitaを起動し→設定→周辺機器→Bluetooth機器→Bluetooth機能オンで接続することができます。
ただVitaの場合はヘッドセットのコールボタンを3秒長押ししないとVita側に機器認識されませんでした。
基本他の機器でも認識されない場合はコールボタンを長押ししてみて下さい。
こちらもボイスチャット機能を試しましたが、問題なく通話できました。
ゲームの音声もクリアに聞こえます。

このヘッドセットですが、複数の機器を同時に接続することが可能で今回もiPhoneVitaを同時に接続してみました。
その場合は先に接続した機器が優先になるようです。
通信をやめ、電源を落として再度接続したい場合はヘッドセットの電源を入れるだけでは自動接続はせず、機器側でBluetoothオン→ヘッドセットを選択をしないと再接続はされません。
ちょっとめんどくさいかなと思いますが、使用しない時もBluetoothをオンにしているとバッテリーを無駄に消費してしまいますし仕方がありません。

常時接続しておきたい方には便利な機能が付いています。
それがDeep Sleepモードというモードです。
これは機器とヘッドセットが90分以上離れた状態になったとき、自動的にSleepモードに突入する機能で、このモードの状態で最大約180日バッテリーが持つということらしいです。
本当に180日かどうかは分かりませんが、このモードは過去モデルから搭載されており、以前は5ヶ月間と謳っていたものが最新機種では1ヶ月伸びているようです。
DeepSleepモード中は再度通信圏内(10m)に入りコールボタンを押すと通信が再開します。
もし車中などにヘッドセットを忘れてしまっても、バッテリー切れの心配がなくなるので、使用頻度が高い方はいちいち電源をオフにする必要がなさそうです。

マニュアルは日本語のものがありますので、簡単に理解することができます。
ボタンも電源ボタンにコールボタン、それに音量ボタンのみとシンプルです。
スペックは以下の通りです。
  • 発売日: 2014年3月14日
  • 本体重量: 8g
  • 連続通話時間: 最大11時間
  • 連続待受時間: 最大16日間
  • 通信規格: Bluetooth 3.0(下位互換あり)
  • 通信距離: 最大約10m
  • Deep Sleep モード: 最大約180日(バッテリー持続時間) 
  • 充電時間: 約2時間(フル充電)
  • 対応プロファイル:以下の通り
ヘッドセットプロファイル(HSP)1.2、
ハンズフリープロファイル(HFP)1.6、
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)※再生/停止のみ対応
※使用機種または携帯電話のサービスがこれらの機能に対応している必要あり

プロファイルというのはBluetooth通信の際に使用される通信手順(プロトコル)のことです。
難しくて私もよく分からないのですが、とにかく様々なプロファイルがあり、受信側も送信側も同じプロファイルに対応していないと使用できないようです。
とはいえこの機種は一般的によく使われるプロファイルに対応していますので、メジャーな機器でしたら問題なく接続できると思います。
ただ購入の前には必ず使用したい機器が上記プロファイルに対応しているか確認して下さい。

さて、長々とダラダラとレビューを書いてしまいましたが、こちらのヘッドセットは買いだと思います。
両耳のヘッドセットでは邪魔だという方、かさばらないのがいい方、通勤中などにさりげなく音楽を聞きたい方、もちろんビジネスシーンで必要になる方、そんな方々に是非オススメのヘッドセットですので迷っている人は購入してみて下さい。




0 件のコメント:

コメントを投稿